ゆっくりとじっくりとひとつひとつこつこつと

きおんとは

石の彫刻家 おくの ゆか とテキスタイルデザイナーの くぼた のりこ による2人組 ユニット
「石と暮らす」をテーマに、2007年より活動を続ける。

天然石を、さり気なく美しく身に着けられるように、石のセレクトから加工、各アイテムの制作、販売などを行っています。

展覧会での販売の他、こちらのサイトからの作品紹介と販売、個別にオーダーを承っておりますので、ご用命の際はコンタクト(お問い合わせ)フォームよりご連絡くださいませ。

 

question_0901なぜ、きおん?

 

きおんという名前の由来について書いてみます。少し長いです。

数年前、グループ展に参加する時に、オーナーさんにユニット名をくださいと言われ、案内状の入稿までのわずかな時間で大急ぎで考えました。

おくの と くぼた 2人の頭文字をあれこれ組み合わせて発音できるのが唯一 KYON キョンでした。
キョン…キョンキョン…
八丈島のキョン!(これはかなり限定的な、同世代の人にだけわかるある漫画に出てきたキャラクターです)

四つ目鹿。瓜みたいな茄子みたいなちょっと情けない体型の小さな鹿です。
顔の模様で目が4つあるように見えます。八丈島に本当にいます。

Wikipediaで調べてみたら台湾原産の鹿のことで漢字で書くと羌。読みはkiong きおん。

この字を見た時に当用漢字ではないけれど上が「美」下が「光」
美しい光、石の仕事にぴったり!ということでトントン拍子で決まりました。
漢字のことを調べもせずに発進したきおんです。ヘンな意味だったらどうしよう、その時はその時!などと笑いながらのスタートでした。

そして、それから展覧会の回を重ねるたびに来てくださるお客様から少しずつ情報がもたらされました。

羌は訓読みでは「えびす」
ことの始まりを表す。
インドではガネーシャ神(象の姿をした神様)にあたりご商売の神様でもあるとのこと、やったー!何て縁起がいい♪と万々歳のきおんでした。

その後、名刺を差し上げた書家の方が
「この字は上が「羊」下が「人」を表しています。
羊は大切なもの、とても良いものを意味していて、遊牧民はお客様があると大事な羊でもてなしました。
羌という字は幸せな人という意味がありますね。」
とおっしゃってくださいました。
うれしかった。

Photo:Faroe / sheep By:polandeze

Photo:Faroe / sheep By polandeze

三国志に出てくるチベット系の中国の古代少数民族が羌族であることなど、それからもいろいろなことがわかってきました。
今の自分たちと何かつながりがあるのかな、などと想像するのは楽しいです。

流れのままに生まれて今にいたるまで
そしてこれからも
きおんは4つの目で石の光を見つめてつないでいきたいです。

その先に石と皆様との出会いがあることを願っています。
幸せな仕事です。