12月はさらさらと過ぎていきます。
夏以来ごぶさたをしていました。
2017年は本当にいろいろなことがありました。
6月にお義父さんが
8月に私の父が相次いで亡くなり
7月に展示会をしたあとは
ばたばたと駆け抜けるような日々でした。
父が逝ってから急に弱ってしまった母のケアもあり、4ヶ月ほど実家に泊まり込んでいました。
めったにうちに帰れなかった日々
おかあさーん、と後をついて歩いていた猫も激やせしてしまい。。
家族には本当に助けてもらいました。
春頃から
これまで石を包み、結ぶ
沢山の仕事で働いてきてくれた指が変形性関節炎になり編むのが不自由になっていました。
個人的な出来事が重なりお仕事は本当にゆっくりと
展示会でのオーダー作品の制作はひとつ編んでは手を休め
長く長くお待ちいただきました。
嬉しかったのはほとんどのお客さまが
長~く待ちましたが、まさに今が石が届くタイミングでした!!
と伝えてくださったことです。
ありがたくて胸がいっぱいになりました。
あと少しを残してオーダーのお仕事が完了します。
皆さまの優しい思いやり、労わりに心から感謝しています。
ありがとうございます。
この12月にはsalonマロンあらため
鳩栗庵さんで、
2月に続いてきおんの個展をさせていただく予定でしたがこのような理由で延期となってしまいました。
楽しみにお待ちくださっていた皆さま、すみませんでした。
奥野共々からだを整えて、来春以降にあらためてその機会を持ちたいと思っています。
今年はお仕事の上でたくさんのありがたいご縁をいただいて
さあこれからがんばろうという時に言うことを聞いてくれない私の手。。
この事に向きあう毎日です。
仕事ができることはあたりまえではないこと
ひとつ編み上がるたびに感謝の気持ちがあふれます。
編むことはけっして作業ではないことを今まで以上に落とし込んでいます。
きおんのテーマである
「ゆっくりとじっくりとひとつひとつこつこつと。」
をさらに深めていきたいと思います。
変形し、魔法使いのおばあさんのようになってしまった指も愛おしく
大切に養生してこれからも長く石をお届けできるようにいたします。
あまりにもゆっくりペースなきおんですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
たくさんの石の光と一緒に
皆さまとお会いできる時を楽しみにしています。